川沿い、草地、造成地などに生えるヨーロッパ、シベリア原産の多年草です。
稈は株状に多数叢生して直立し、高さ20cm〜50cmになります。茎は細くて柔らかく、全体に開出毛が生えます。
葉は長さ5cm〜10cm、幅は3mm〜6mmの線形です。葉舌は長さ3mm〜5mmあり、白い膜質で目立ちます。
花序は長さ3cm〜7cmの円錐形で、披針形の小穂が密につき、花序の枝が短いので穂状に見えます。小穂は長さ0.8mm〜10mmです。小花3個のうち下部の2個は、内花頴、雄しべ、雌しべが退化して、外花頴しかありません。
種子と根茎によって繁殖します。明治時代初期に牧草として輸入されました。乾燥するとクマリンの香り(桜餅の葉の香り)がします。牧草に混ぜると家畜の食欲を増進させます。
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