| [和名・種類] |
サカサクラゲ |
| [学名] |
Cassiopea ornata |
| [英名] |
- |
| [名前の由来] |
逆さ水母。上下が逆さまで生活しているクラゲのこと。 |
| [分布] |
鹿児島以南 |
| [科名] |
根口クラゲ目サカサクラゲ科 |
| [特徴・生態] |
砂泥底に生息するサカサクラゲの仲間。
傘は直径約5cmになり、大きなものでは15cmになります。平らな傘を逆さにして、4本の口腕を上に向けて、砂の上で生活します。傘縁に触手はありません。褐虫藻が共生するため、褐色をしています。
普段は遊泳せず、傘を下にして砂の上で生活しています。時に泳ぐこともありますが、しばらくすると砂泥底に戻ります。褐虫藻から栄養を得るほか、プランクトンなどを捕食します。刺されると痛みを感じる人もいますが、刺されると危険なウンバチイソギンチャクと良く似ているので注意が必要です。 |
| [レポート] |
サカサクラゲの写真です。
なぜか最近は、ペットとしても人気のあるクラゲの一種です。しかもなぜか、普通のクラゲのようにプカプカと泳いだりすることはほとんどなく、海底で逆さまになってじっとしています。
クラゲではありますが、イソギンチャクに近い生態を持つクラゲです。クラゲもイソギンチャクも同じ刺胞動物ですが、近い仲間というよりは、ちょっと離れた仲間になるのかなー。中間的な生態を持った生物がいるということは、進化の過程を知るうえで、重要なことなのかもしれないですね。人とゴリラやチンパンジーとの中間の種が淘汰されてしまったことを考えると、中間的な種が存在することは貴重なことなのかもしれない。
ペットショップでも販売されていることが多く、意外と簡単に手に入るクラゲです。 |
| [写真撮影] |
2009年05月23日 |
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